はじめに
開発部の 有澤 です。
ちょっとした Bash Script を実行すると白と黒の文字が出てきますよね。
この時にピアノの白鍵と黒鍵を思い浮かべる人は居ませんか?
……結構な割合で多いみたいですね。
であれば Bash Script は実質的に楽器かもしれません。
さっそく「リズムマシン」を作ってみました。
リズムマシンとは?
リズムを作ることができる楽器です。
以下の Roland 社の TR-808 はかなり有名です。
リズムを入力したら、ドラム (キック、スネア、ハイハット、etc…) が鳴る楽器なんだなーと思っていただいて良いです。
Bash Script は楽器です
こういう音がループして鳴るリズムマシンが出来ました。 「キック、ハイハット、スネア、ハイハット」の順番で鳴っています。 チープなのが可愛いですね。
ドラム音は別途 Image-Line 社 の 3xOSC というシンセサイザーから作りました。 スネアが雑ですが、それっぽいので良しとします。
ソースコードは以下です。
GitHub - iamyukihiro/bash-rhythm-sequencer
改善点
かなりあります。
- BPM 設定ができない
- レイヤーできない
- ベロシティを設定できない
- etc…
良いアイデアがあれば実装してみたいですね。
総括
Bash Script は楽器ライクに色々できそうです。
今回作ったリズムマシンはとてもチープでしたが、エレクトロニカならこういった楽器は受け入れてくれそうです。 それに、この手の実験音楽に使われる王道のツールである Max、PureData、Reaktor を使わず、Bash という音楽制作の場で使われることが少ないツールを使うのは、これもまた一つの実験音楽の在り方として楽しめそうです。
皆さんも息抜きに楽器を作ってみてはいかがでしょうか?