はじめに
カルテット開発部には、名古屋本社に勤務しているメンバーと、自宅からリモートワークしているメンバーが混在しています。
弊社採用サイト にも
と、エモめの文章で書かせていただいているとおり、せっかくスキルや人物像がマッチしているのに通勤できないという理由だけで採用できないのはもったいない!という思いから、リモートワーク枠での採用も積極的に行っています。
Web会議がなんか上手く出来ない問題
ところで、カルテット開発部には全員が参加する会議がいくつかあります(OKRのチェックインMTG など)。
当然ながらリモートワーカーがいるのでWeb会議を設けることになるのですが、オンサイトメンバーとリモートワーカー混合でWeb会議を行う場合、やってみると意外に色々と課題があることに気がつきました
パッと思いつくWeb会議の実施方法としては以下の2パターンがあると思うのですが、それぞれ実践してみた結果、以下のようなメリット/デメリットがあると感じました。
パターン1:全員自席から参加
オンサイトメンバーもリモートワーカーも全員が自席のPCでWeb会議に参加するパータンです。
メリット
- 参加者全員の顔がお互いにはっきり見えて、距離感の格差がない
デメリット
- オンサイトメンバーが全員マイクをONにしていると、複数のマイクが声を拾ってしまってハウリングする
- このため、オンサイトメンバーは発言するとき以外はマイクをOFFにするようになり、議論の活発化が妨げられる
- オンサイトメンバーはガヤガヤしたオフィスにいるので、純粋に雑音がうるさい
パターン2:オンサイトメンバーは会議室に集合して1台のPCで参加
オンサイトメンバーは会議室に集合して、1台のPCと1つのWebカメラを使って全員が参加するパターンです。オンサイトメンバー側は部屋全体を中継するようなイメージですね。リモートワーカーは普通に各自のPCで参加します。
メリット
- オンサイトメンバーが静かな会議室にいるので、雑音が入らない
- オンサイトメンバーが1つのマイクを共有するので、マイクをON/OFFする必要がなく、議論が活発化される
デメリット
- オンサイトメンバー全員を1つのカメラで写すので、リモートワーカー側からオンサイトメンバー一人ひとりの顔が見えづらい
-
結果的に「大勢で集まっているオンサイトメンバー vs 1人ずつ孤立しているリモートワーカー」という構図になってしまい、リモートワーカー側に心理的な疎外感が生まれる
- その結果、リモートワーカーの発言が少なくなりがち(体感)
解決策!
弊社でも上記の2パターンを試して、なかなか上手くいかないなーと悩んでいたのですが、先日一つの天啓を得てこの悩みをエレガントに解決するに至りました
その解決の立役者が、こちらです!
サンワダイレクト PCマイク WEB会議マイク 高集音 USB接続 全指向性&単一指向性 400-MC001
https://www.amazon.co.jp/dp/B008F1S3PU
いわゆる無指向性の集音マイクです。これを使った パターン3 で今までの悩みが見事に解決されました
パターン3:オンサイトメンバーはPC持参で会議室に集合して各自のPCで参加する、ただしマイクは1つの集音マイクを使う
少し複雑なので箇条書きで説明します。
- オンサイトメンバーは各自ノートPCを持参の上で会議室に集合する
- 1人を除いて全員がマイクをミュート&スピーカーのボリュームをゼロにする
- 1人だけいる「マイクとスピーカーがONのメンバー」が、集音マイクを接続する
- リモートワーカーは普通に各自のPCで参加
メリット
- 参加者全員の顔がお互いにはっきり見えて、距離感の格差がない
- オンサイトメンバーが静かな会議室にいるので、雑音が入らない
- オンサイトメンバーが1つのマイクを共有するので、マイクをON/OFFする必要がなく、議論が活発化される
デメリット
- マイクを購入するコストがちょっとだけかかる
- 会議のセッティングがちょっとだけ面倒(マイクの接続とか)
実際にやってみての感想
この方法を導入して1〜2ヶ月程度経ちますが、運用状況は極めて良好です
初めは、せっかくマイクを買って性能が思ったほどよくなかったらどうしようと心配しましたが、実際使ってみるとまったくの杞憂、リモートワーカーから 「各自がピンマイクつけてるのかと思うぐらいクリアに聞こえる」 という感想をもらいました
同じようにリモートワーカーを交えたWeb会議のやり方に課題を感じている会社さんがどれくらいいるか分かりませんが、少しでも参考にしていただければと思います。
現場からは以上です!