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2023年10月25日(水)に『 Nagoya.php 』 が開催されました!

今回は第21回目の開催で、コロナの影響もありオフラインでは約4年ぶりの開催でした!

遠方から来てくださった方もいて、とても嬉しかったです😊

Nagoya.phpとは

『 Nagoya.php 』 は名古屋で不定期に開催されるPHPの勉強会です。

この勉強会はPHPに興味を持っている方々が、初心者からベテランまで、どなたでも参加可能なスキルの向上や交流を目的にしたイベントです。

問題の概要

問題は、『与えられた「いくつかの数字」と「答えの数字」を四則演算とカッコを使って組み合わせて、指定された「答えの数字」になる計算式を作成する』という内容でした。

Youtuberとして有名な『 QuizKnock 』が取り組んでいた内容を元に、 たつきちさん ( @ttskch ) がNagoya.php用に問題を作成してくれました。

元にされた動画のタイトルは、『【大決戦】コンピュータを使ってでもパズル王に勝ちたい!!』です。

(面白いのでぜひ動画も見てみてください!)

出題された問題

たつきちさん ( @ttskch ) さんが作成された問題は下記です。

問題:https://github.com/ttskch/nagoyaphp21

問題は「簡易版」と「上級者向け」の2種類に分けて出題されました。

  • 「簡易版」は、動画の問題に対してある程度制約を設けて簡潔にした問題
  • 「上級者向け」は、動画の問題をそのまま出題した問題

どちらもの方で雛形を用意していただき、 その穴抜けの問題を解く形式でした。

問題を解いてみて

雛形があったのでその道標に従いなんとか問題を解くことができましたが、1時間という短い時間ということもあり難しかったです。

今どきのChatGPTやCopilotを活用している人もいました(自分です😅)。

同じ問題に取り組むことはあまりないのですごく楽しかったです!

もっと多くの人と一緒に取り組めたらいいなと思いました。

風景

今後

元々、「実際に手を動かしてプログラミング問題を解いてみる」という取り組みを中心に行っていたのですが、 今後はよくあるLTをやったりして盛り上げたりオンラインもいいよねということをも考えています。

また近々やろうという話になっているのでぜひ『 Nagoya.php 』の参加をお待ちしています🤗✨

カルテット開発部について

カルテット開発部は、インターネット広告専門の広告代理店内の開発部門です。
少人数の部署ですが、広告運用を効率化する Lisket とウェブサイト運営に欠かせないGoogleAnalyticsのレポートをエクセル形式で出力できる 無限GAレポートメーカー という2つのWebサービスを開発〜運営まで行っています。既存システムの保守だけでなく社内システムや新規事業などの新規プロダクトの開発も進行中で、新規プロダクトではスクラム開発をしています。
PHPer絶賛募集中です!少しでも興味を持っていただいた方はぜひ会場で弊社エンジニアにお声掛けください。


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こんにちは、PHPチームの志賀です。

2023/09/16に開催された、PHPカンファレンス沖縄 に参加させてもらいました🏝️

弊社からは私含め3名登壇させていただきました!

https://phpcon.okinawa.jp/

その日の感想と反省をこちらの記事にまとめます。

登壇

「外部APIとズブズブな開発どうしてますか?」

上記タイトルで発表させていただきました。

苦労話への共感や、みなさんの解決法をX(旧Twitter)やDiscordで共有していただき大変参考になりました。 聞いてくださった方、ありがとうございました!!!

弊社からは北村、伊神も登壇しました。その資料をご紹介させていただきます。

「実はLaravelで使われている!?Symfonyコンポーネントを紹介!」(北村)

  • 「Symfonyってやっぱりすごい!」という誇らしい気持ちになりました。

「PHPの基本を楽しく学ぶ!PHP独自の「なぜ?」に迫る」(伊神)

  • PHPの豆知識を知ることができ「へぇ〜」の嵐でした。

印象に残ったセッション

Webアプリケーションが今こそ知るべき、 RDBMSのパフォーマンスチューニングの勘所

  • RDBMSのパフォーマンスチューニングをもっと意識しないとなといけないなと思いました。

Unit of Workパターンで永続化とトランザクションを制御する

  • ActiveRecordパターンとDataMapperパターンの違いに焦点を当てていて、興味深かったです。

PHP x ChatGPT活用アイディア10選

  • ChatGPTを使いこなせてないので、具体的な使い方が知れて参考になりました!
  • PHPUnitでテストケースのコードを書いてもらったり、データベースのクエリ最適化を頼むのも良い活用アイディアだなと思いました。

【ライブコーディング】素朴で考慮漏れのある PHP コードをテストコードとともに補強していく

  • ライブコーディングはみててやっぱり楽しいです!
  • GitHub Copilotの導入を検討してるので、使い方も参考になりました。

PHPの null + nullはなぜ0になるのか。PHPにおけるnullの扱いを理解して仲良くなろう。

https://www.docswell.com/s/tyamahori/KGXWQN-php-null

  • トイレットペーパーの例わかりやすかったです!

ActiveRecordパターンの呪縛を学びほぐして挑むクリーンアーキテクチャへの入り口

https://www.docswell.com/s/katzumi/Z989R9-activerecord-pattern-unlearning-clean-architecture

  • SymfonyはActiveRecordパターンではないのであまり知りませんでしたが、理解が深まりました。

最後に

今回プロポーザルを出したメンバー全員が採用され、無事登壇することができました🎊

また、去年もPHPカンファレンス沖縄に参加させてもらいましたが、オンライン参加でした。

そのため、今回は現地参加でき、いろんなPHPerと交流ができて大変良かったです。

反省と次回の心得として、会場到達がギリギリになってしまったため次回からは登壇の際は前乗りします🙇

念願のしめステーキ🥩も経験することができ、大満足でした。想像していたよりあっさりしていて食べやすかったです。

お知らせ

懇親会で名古屋はいつカンファレンスするんですか?と聞かれたので、

\ なんと約3年ぶりに弊社でnagoya.phpを開催することになりました!!! /

参加枠がまだありますので、ぜひぜひご参加ください!

日時: 2023/10/25(水) 19:00 〜 21:00

会場: 株式会社カルテットコミュニケーションズ 名古屋本社

https://nagoyaphp.connpass.com/event/298072/


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こんにちは、デザイナーの鈴木です。

デザイナーはたびたび「いい感じにお願い」や「これいい感じだね」と”いい感じ”という言葉に出会います。数多のデザイナーがこの「いい感じ」という言葉に悩まされているのはよくある話です。 「背景は薄い青色で、文字は濃い緑がいい」や「カッコいい感じにして」という言葉でも、”いい感じにして”という言葉が実は潜んでいて、デザイナーとは何かを”いい感じ”にする職業なのです。

ところがこの”いい感じ”という言葉のもつ幅はとても広いです。 今回は私が”いい感じ”を提示された時に一体どういうプロセスを踏むかをご紹介します。

例として子供向けのイベントでポスターを制作することになりましたが、依頼者から日時とイベントタイトルと「いい感じにお願い」という発注があったとします。

情報を集める

このイベントポスターの”いい感じ”というのは誰にとって良い感じなのでしょうか?

依頼者がいいと思っているのか、子どもを持つ親がいい感じに思うのか、子ども自身がいいと思う場合かなどそれぞれ意味合いが変わってきます。 イベントタイトルからもある程度推測できます。「親子で遊ぼう!わくわくキャンドル制作」や「0歳から始めるクラシックコンサート」であれば親がいいと思うものを想定すれば良いでしょう。しかしヒーローショーの場合はどうでしょうか?ヒーローをかっこよく見せて子どもから親にこのイベントに行きたい!と言わせる必要もありますし、ヒーロの場合はヒーローらしさを優先しなくてはいけません。

また、学校に掲示するのか博物館に掲示するのか、同デザインを新聞の折込チラシにする可能性もありそれぞれの空間や様式を考慮する必要もあります。これは依頼時に具体的に「わいわい楽しそうな感じで」と言われたとしても「わいわい楽しい」には幅があるため情報を集めるのは避けて通れないのです。

まずは情報を依頼者にヒアリングしましょう。 「いい感じって誰にとってですか?」と聞いてしまえば相手は困惑してしまうので、少し工夫をしながら質問をしなくてはいけないのですが、この質問は同時に次の工程もまとめて行います。

質問する

質問する際にこちらの情報と相手の情報を擦り合わせます。 あくまで擦り合わせるのが大切で、依頼者が持っている情報を単に知るだけでは足りません。

「どんなイベントなんですか?」や「規模はどれぐらいを予定していますか?」「どこに掲示する予定ですか?」となるべく相手が答えやすい質問を繰り返します。

自分が欲しい情報の答えを持っていない場合はその場で考えていただきます。「規模は考えたことがなかったなあ」と言われればこちらから「会場の大きさからして最大で20人ぐらいですかね?」と聞いてみると「いやいやそこまでは多くないと思うよ」か「もうちょっとたくさん来て欲しいなあ」と反応があるのでそれを情報としてこちらが持っておきましょう。

実際にその情報がデザインに活用できなくても構いません。大切なのはイベントの情報を集めることです。 初めのうちはデザイナー側も言葉からの勝手なイメージでイベント内容を想像しますが、得られた情報から依頼者が想定しているものに近づいていきます。季節、時間、環境、規模、雰囲気など依頼者とデザイナーに齟齬があってはいけないため、重要な見落としがないように質問します。

イメージさせる

そうしていくうちに依頼者はイベントの雰囲気を言葉にしたことで、より具体的にイベントをイメージできます。そこからデザインの方向性を決めていきます。

デザインはより個人の好みによって大きく左右されるので、単なる好みとデザインに落とし込みたい好みを混ぜないように注意しましょう。「背景は薄い青」と指定があっても「こんな色ですか?」と最初から明確にせず、「爽やかなイメージですか?それともポップな?」と大きなイメージから詰めていきます。そして今までは質問ばかりでしたが、先ほど聞いたイベントの情報を元にだいたいのイメージをこちらからいくつか提案します。

遊園地のようなワイワイした雰囲気や、自然と触れ合うような雰囲気、子供むけのアカデミックな雰囲気など子供向けとひとくくりにしてしまえばさまざまですが、先ほどの情報からある程度方向性は見えてきます。しかし、当初は「いい感じ」とだけ言われていても先ほどの情報整理の段階で依頼者が必然的にデザインの方向性を持つことになるため、それをこちらと擦り合わせていきます。

大切なのは大きなイメージから擦り合わせていくことです。 そしてこちらが得られたイベントの情報とデザインイメージに齟齬がないかも確認します。

この段階が一番大切な工程です。

イメージを見せる

ここまで言葉でやり取りしてきましたが、イメージというものは言葉にのせきることができません。なので参考程度にさまざまな見本を見せながら、抽象的なものから具体的なイメージに順に落とし込みます。

あらかじめいろんな情報を依頼者と一緒に振り返ったことで、依頼者の頭の中が情報を聞き出す前より鮮明にデザインを想像できます。しかし相手はデザイナーではないことがほとんどなので、これを具体的に表現することはできません。そのため、初期段階ではなくイメージさせたあとで具体例を見せることが重要です。具体例はもちろん完成度の高いものを提示するわけですから、見本に引っ張られてイベント内容に沿っているかどうかの考えが抜け落ちてしまうからです。

そして必ず参考イメージは複数個選びます。

もちろん人つだけ選んでそのままデザインをそのまま真似ることになってしまってはいけませんし、制作するものはその本質を捉えたデザインであるべきなので何かのコピーになってはいけないからです。

制作、そして繰り返す

参考デザインや情報が出そろったところで、制作に入ります。 それを提出すればフィードバックが返っていき、先ほど行った行動を適宜繰り返します。

提出したデザインを見て「タイトルは赤がいいなあ」と言われればそれは自分と依頼者でイメージの齟齬があった結果です。

その齟齬は後から依頼者側で自然と発生する場合もあるのでめげずに、情報を整理し、質問を投げながら相手にイメージさせることを繰り返します。なぜ赤が良いのか、もっと力強く情熱的な雰囲気が良かったのか、タイトル以外の要素はイメージと相違ないのか。この工程を繰り返すことでよりリテイクが少なくデザインを仕上げることがきます。

最後に

デザイナーですら最初から明確なデザインイメージを持つことは難しいです。 それをデザイナーでない他人に行ってもらい、言葉で伝えてもらうことはより困難です。

“いい感じ”のイメージを形にするのは適切なコミュニケーションをとることで達成可能になりますが、すり合わせというものはすれ違っているから起きることなので衝突しやすく、慎重な態度が必須です。デザイナーにコミュニケーション能力が問われるのはこういった要因からきています。

今回はデザイナーが行うことを前提としましたが、営業やエンジニアが行うこともあると思います。当然最後の工程以外はグラフィックソフトを利用せず、ツールといえばGoogle検索する程度ですので高校生でもできます。デザイナーとの違いは提案するパターンが多いか少ないかぐらいです。

今回はイベントポスターを例に出しましたが、プロダクト開発や普段の生活でも”いい感じ”が求められた時にぜひ試してみてください。