09.おわりに

カオスなテストコードについて悩み始めてから自分なりの答えを見つけるまでに、ほぼ1年近くかかりました。JavaScript は手軽にプログラミングを書く事のできる言語であり、テスティングフレームワークにもテストの目的や手段を強制するようなルールはありません。この自由さがフロントエンドのテストの難しさではないかと思います。

ようやく悩みから解放されたところで、もう一度ふりかえってみたいと思います。

テストって何の目的で書くのか?

間違いなく「自分のため」です。動作確認のためのブラウザのリロード地獄から解放してくれ、半年後に記憶を失っているであろう自分のために書いています。そして自分のためにスッキリ整理整頓したテストコードは、同じチームで開発する仲間やレビュアーのための副産物にもなります。

どうやって書いたらいいのか?

戦略を立ててスタイルを模索してみましょう。今回紹介したのは私が自分のアプリケーションに合うと思ったテストのスタイルで、開発チームやアプリケーションが変わればまた別のスタイルが必要かもしれません。使っているフレームワークやパッケージのテストを時々覗いてみる習慣を付ければ、いろいろなヒントが得られると思います。

まとめ

一時は嫌いになりかけたテストですが、私はやっぱりテストコードを書くのが好きです。機能の完成度が高まる感じ、リリース前にバグを発見した時のお手柄感、最高ですよね。

長いブログにお付き合いいただきありがとうございました。 みなさま、よきテストライフを!